キャンプでお泊りそしてお山

2011　9/18　谷川岳



谷川岳登山　はこちら




西黒尾根を選んだわけ？


持ってる山の本のコースがそうなってたから。


「メンバーに初心者がいる場合は引き返そう」と書いてあったけど、






「経験は積んでるよね？　初心者ではないよね？」と、GO。

時、既に14:10。

このコースのコースタイムは3時間10分。

コースタイム通りで下りられればなぁという、ぎりぎりの時間。

（山頂でゆっくりし過ぎた。）























歩く稜線がきれいに見える。

なだらかに見えるんだ。　そう、見える。

「気持よさそうや。こんな道初めてじゃない？」なんて、話していたのだが。



















こちらは白毛門かな？





















ここは氷河の跡かな・・・？と思われる1枚岩の所。

ここに来るまでも時間がかかった。

このコース、なかなか前に進まない。

歩きづらい道だ。

急だわ、滑るわで。

登りなら頑張って歩けそう、って感じ。

















それに、両脇が断崖・・・なんて、聞いてないし。

















一枚岩のところで上を見上げたら、

ちょうど、

足を滑らせて１ｍほどお尻が滑ってしまった人が目に入ったのだ。

止まってよかった。

そのまま行ってしまったら・・・怖すぎる。

















　「高いところがダメな人は別のコースで下りましょう」　って書いてて欲しかったな。

















私は絶対、行かなかったな。

（谷川岳なんだから、このくらいはあたりまえかい？）


















怖いんやって・・・・。



















ホッとしてもこんな道は続かない。



















下は岩ゴロ、両脇は切れ落ちてて・・・と、気が抜けない。

それに、前を歩いてる人がずっと見えるんだよね。

我が家もそんなに遅くないんだね～なんて思ってたのだが大間違い。

健脚な皆さんでも時間がかかる道なのだ。

木がないから見えてただけ。

我が家は倍の時間かかって下りてたと思う。























台形の特徴のある山。なんて山だろう？





















そうそう、この方に「遅くならないように、気をつけて」と、おっしゃっていただき・・・。

申し訳ありません。





















・・・下りると怖い道。

振り返って撮ってみた。





















そして鎖場。

子供は足を置くところがなかなかで。




















父いわく、

「レンジャー部隊みたいに、下りてきっ」



















谷川岳。（やんね、多分。）

裏側だ。

ものすごい、様相。


















鎖場が終わって、やっと樹林帯に入る。

これで楽になると思いきや、なんのなんの、こんな道。




















樹林帯に入って50分ほどした頃、


「バサバサッ」と木の上で音がするようになり、皆で探してみると・・・

































お猿さんがいた。

この2匹のほかにもたくさんいて、全部で10匹はいたんじゃないかな。

娘、

「かわいい～」なんていって見とれていたんだけれども・・・・

















なんと、追いかけてきた。

















歩いて・・・ではなく、向こうは木の枝を飛び移り、飛び移り・・・だが。




















めっちゃ怖かった。

「猿の惑星」を思い浮かべたよ。






















17:45

コースタイムより25分遅れでやっと、到着。

まだ明るくて良かった。

この少し上に送電線の鉄塔があったのだが、猿はそのあたりまで追いかけてきた。

さすがにその辺は心得ているのかな。

（駐車場で、下りで抜いてもらった男性二人組さんも追いかけられて怖かったと言ってたそうだ。

10匹ほどいたと言ったら、驚いてたそうだ。・・・父談）


















で、こちらの前に水が出ていたのだが、

これが冷たくておいしいこと。

土で真っ黒になった手も洗わせていただいた。


















駐車場に戻ると、係の方が

「おかえりなさい」と言ってくれた。うれしかった。

いやあ、暗くなったら最悪ビバークだったので、（ヘッデンは用意してたが）

ホントに、良かった。




















そのあと、水上温泉の交流館のお風呂に入り、近くの中華料理屋さんで夕食。

（交流館のお風呂、カランが５つしかないので混んでる時は列ができる。）

















いやあ、ホントによく頑張った。




















帰ってから、改めて地図を見てみると。
























うわ、初耳や。（ちゃんと読んどけ。）

それにコースのの上部両脇は断崖、って付け足してくれないと困る。



















山に登っても筋肉痛にはならないのだが、

（これはウソ。荒島岳と大峰山でやられた。）

この翌日から、「これって筋肉痛？」っていうくらい痛い筋肉痛がやってきた。

筋、切れちゃった？ってくらい痛かった・・・。

（1週間たってようやく回復。）















でも、今思い返せば、楽しかった谷川岳。

ロープウェーを使って登頂のコースは岩もあり、変化があり。

西黒尾根は、登りでグダグダだった子供たちも愚痴一つ言わずに

一生懸命下りてくれたのが印象に残る。

（愚痴を言ったところで、親が何かできるわけでもないし、

　何が何でも下りなければ・・・と分かってたからだろう。）

さすがにこのコース、今日はお子ちゃまには会わなかった。
















次があるのなら、西黒尾根から登ってみたい。

登りだとそんなに怖くないと思うんだが・・・甘いかな。